初めまして、rikoと申 します。
東欧Xmasめぐり旅で プラハ→ザルツブルグ→ウィーン→ブタペスト と回ってきました。
旅行前の情報収集で、みぽさんの「ウィーンのカフェ利用法」ページと出会い
帰ってきてから「まろん・くりーむ掲示版」に投稿させて頂いた「ウィーンカフェ体験」を
みぽさんの御好意で、こちらのHPでまとめてレポートさせて頂けることになりましたので宜しくお願いします!

旅行日程:2005.12.11〜19
ウィーン自由行動日:12/15(木)

★1 軒目★  「デーメルのマローネ♪」 店名:DEMEL

世界各地のクリスマス風景を見たくて、母娘で旅をするようになり早5年。
2005年のクリスマス旅行は世界遺産豊富な東欧を母が選びました!

中世の街並みの様な趣あるプラハ、モーツアルト生誕250周年で沸き立つザルツブルグを経てウィーンに向かいました。

旅行5日目のウィーンでは自由行動が半日しかなかった為ツアーのランチをパスして、3店舗の4種類を食べて参りました!
ザッハトルテの食べ比べをしたかったのでまずは、デーメルにて「ザッハトルテ」と「マローネ」(モンブラン)を食べました。


席は1番奥の部屋のケーキキッチンのガラス側テーブルで
クリスマスクッキー作りが良く見えて、とてもラッキーな席でした!
注文前に、デーメルでもザッハトルテと注文してよいものか凄く悩みましたが、
デーメル婦人(ウェイトレスさん)が「ケーキはショーケースを見てきますか?」と
愛想良く聞いてくれたので助かりました。
みぽさんのカフェ情報を読んでいたのに、デーメルのテーブルに着いとたん興奮
と感動で舞い上がってしまい
あっ注文方法はこれだったな!とショーケースの前で思い出しました。


ケーキを指差しで、これと、あれ!と言った感じで注文すると
エジソンみたいなケーキ担当のおじさんさんが、番号を書いたメモを渡して
くれました。
1つはザッハトルテと決めていたのですが、もう一つが悩んだ末に
ショーケース上段に丸っこいモンブランが2つだけチョコンとあり
これだ!デーメルでもモンブランが食べれるなんて♪と嬉しくなり注文すると
おじさんが、ナントカカントカ「マローネ」とおっしゃいました。
おっ、「マローネ」ね!とちょっと感動。
そしてそして、いよいよ念 願憧れの「ザッハトルテ」と感動のご対面で す!
でも生クリームを注文するのを忘れてしまい、「ザッハトルテ」だけで食べましたが、
寒い中歩き回った疲れた体全身に染み渡る様な、濃厚な大人のチョコレートなお味に
癒されたと同時に感動まで覚えました〜ぁ★★★

そして「マローネ」はと言うと、これまた懐かしい様な安心できるお味で
中の、濃いめのマロンクリームは栗の粒々が感じられる硬めなクリームで、
蕎麦状マロンクリーム・濃いめマロンクリーム・生クリームが三位一体混ざり合うと
マロンクリームの濃厚さが生クリームと調和され
絶妙なクリーミーさになりとても美味しく、それぞれが足し算ではなく掛け算で倍々で美味しさが増す感じでした!
もちろん、土台のメレンゲもサクサクの食感が楽しく最後まで飽きることなく美味しく頂けました。
デーメルのマローネは、今まで食べたモンブランの中では1番美味しいと思いました〜ぁ☆☆☆

マローネを解説すると、土台は直径5cm×高さ3cm程のサクサクメレ ンゲの
チョコレート掛けした物が器になり、そのかなにスポンジケーキ・濃いめの
マロンクリーム・生クリームが重ねてあり、その上には定番の蕎麦状マロン
クリームが掛けてありまして、1番上には渋皮付きマロングラッセと小さな
三角板チョコと、アクセントのグリーンが鮮やかなピスタチオの粒々
(みじん切り)が振り掛けてありました。
モンブランにピスタチオの粒々を飾るなんて、デーメルならではないでしょうか?!
さすがデーメル♪
やっぱりモンブランは世界共通で美味しいのでしょうか〜ぁ?!(*^o^*)

★2 軒目★  「鰹節チョコケーキ♪」 店名:CENTRAL

ウィーンカフェ巡り2軒目は、芸術家に愛された伝統のカフェ「ツェントラル」に行きました。
このHPで利用方法を勉強し、ツネリーナさんのレポートを拝見して1番美味しかった!と言う
「ツェントラル」の鰹節チョコケーキを絶対食べねば!! と心に誓い旅立ちました。
「ツェントラル」はガイドブックでも大きく取り上げられており雰囲気のある素敵な店内写真も、行ってみたい度を
盛り上げてくれました。

デーメルでのお茶後、私達親子は辛いものが食べたくなった!とサーモンのパンケーキを注文しようとしたのですが
それならばと、デーメル並びのとても混んでいて美味しそうなシーフード屋さん「ノルトゼー」に場所を移し、ケーキの
後にランチをしました。

ここは混んでいるだけあってとても美味しかったです!
海の無い国でシーフードなんて邪道かな?とも思いましたが
パエリアのお米が旅行5日目の日本人には、涙が出るほど美味しかったで
す〜ぅ★★★
イカリングやシュリンプサラダも美味しかったので
ウィーンに行かれる方には、是非お勧めのお店です。
(チェーン店なのでいっぱいあるようで、直ぐ見つけられます)
その後お腹も膨れた親子 は、腹ごなしにシュテファン大聖堂の南塔に登り ウィーンの街並みを高さ137mから
満喫しました。
でも強風でめちゃ恐かったです!(>_<)
南塔で又また寒さに震え、トイレを探す母を宥めながら「ツェントラル」に向かう途中にデーメルでトイレを借りて
しまいました。。。(^^;

そして、ガイドブック片手に「ツェントラル」を目指し繁華街から静かな通りに入り、不安になりながら歩くこと10分位(?)
最初はここではない!と通り過ぎてしまったのですが何とか到着し中に入ると、店内の広さと混み具合に圧倒されて
しまいした!!!
着いたのが3時過ぎだったのですが、「ツェントラル」は満席状態で席に座るまで10分位フラフラしちゃいました。
ウィーンのカフェでは席を案内してくれない様で空きそうなテーブルに目星を付けて、目の前で待ちました。
するとジモティーらしい1人の女性も席を探していて「相席していい?」と聞かれ3人で窓際のU字型ソファーのテーブルに
仲良く座りました。

席に座ると直ぐにウェートレスさんが、注文を聞きに来ました。
席探しにフラフラする際に、既にケーキケースはチェック済みだったので鰹節チョコケーキは一目で分かり、発見した
時は嬉しかったです!
ケーキには全部番号が付いており、鰹節チョコケーキのプレートには「No1.LTENBERGTORTE」と書いてありました。




ウェートレスさんに「メランジェ2つと、No1ケーキを1つ」と注文し 待つこと5分
念願の鰹節チョコケーキと嬉しいご対面です♪
日本の2倍位はある大きさでズッシリと重く、チョコスポンジと3種類のクリームが
交互に重なりあい周りと上には鰹節の様な削ったチョコレートが飾ってありました。

3種類のクリームは ビターチョコ生クリーム・生クリーム・薄め チョコ生クリームで
チョコスポンジの間に円を描く様に挟まれてあり、3種類のクリームは程よい
甘みの冷やした感じの硬さで、またその硬さが、柔らかいチョコスポンジと鰹節
チョコと合間って絶妙に美味しいんです★★★★★
ツネリーナさんが「1番美味しい♪」と惚れた訳が分かりました!
本当に雰囲気のある素敵なカフェで、90分位長居しちゃいました〜ぁ♪♪♪

帰り際お店を出る時に、入り口のアルテンベルク人形と写真を撮り忘れたのが
ちょっと心残りです。。。

★3 軒目★  「ザッハトルテ♪」 店名:SACHER

ウィーンカフェ巡り最後の3軒目は、最も有名な「ザッハー」で締めました!

ツアー5日目午後のウィーン自由行動も終わり夜はオペラ鑑賞スケジュールだったので、ツェントラルを16:30頃出発し
ウィーンの第2の目的でもあるトラムでリングを1週するべくまだ時間があるので、1番線トラムでオペラ座に向かうことに
したのですが(2番線トラムなら1/3しか乗れない為)1番線がなかなか来ず寒さに震え強風に絶えながら待つこと15分
(この日は凄い強風で、宿泊ホテル近所の工事現場クレーンが倒れたくらいでした!)
やっと乗れた!と思いきや夕方ラッシュの満員トラムの車内で切符が買えずに困りました。
検札に見つかり罰金取られたらどうしよう?!とハラハラドキドキしながら何とか切符を買えてパンチも入れられ、
オペラ座に到着しました。

オペラの演目はワーグナー歌劇『ローエングリン』で公平になる様、添乗員さんが用意したくじ引き封筒入りチケットを
貰い座席を探すと、悪い席とは聞いていたがなんと、最上階の最左端の席でした。。。
ここは何も見えずに、立ち上がって前のめり(最上階なのでめちゃ恐かった!)になると何とか舞台の右端が見える
だけの、とても記憶に残る笑っちゃう様な席でした。

オペラ座に入れて雰囲気を味わえただけで大満足の私達にとって『ローエングリン』は、見えない・つまらない・訳分か
らない!の3拍子そろったオペラでした。
そんなオペラとは1幕目でさっさとお別れしてディナーをするべくケルントナー通り(ザッハー横の大通り)をウロウロ
するとランチで食べたシーフード屋さん「ノルトゼー」を発見し寒さの余り「美味しかったし、いいよね?!」と、またまた
飛び込んでしまいました!(^^;)
今回はディナーと言う事で、ビールや豪華にロブスターなどを食べ美味しかったのですが、後から計算すると2人で
\7000位食べてた様でシーフード屋さんのファーストフード店なのに、やっぱロブスターは高いのね。。。
と、これも又旅の良い思い出になりました♪
 

さていよいよ、お腹も心も満たされホロ酔い気分で「カフェ ザッハー」 に向かい
メインイベントの「ザッハトルテ」とのご対面です!
席はサンルームの様な部屋のオペラ座側窓際コーナーに座り
「ツヴァイ メランジェ ビッテ」(メランジェ2つ!)
アンド(これは英語。andのドイツ語分からず ^^;)
「アイネ ザッハトルテ ビッテ」(ザッハトルテ1つ!)
と、酔ってる勢いか3件目ともなると余裕が出てきたせいか(?)
カッコ良いウィーターさんに、ドイツ語で注文してみました!(^^)v
そして待つこと2・3分。

念願憧れの「ザッハ トルテ」とメランジェが運ばれて来ました♪
ザッハーでは追加注文しなくても、生クリームがたっぷりと付いており
チョコレートの滑らかなテカリ具合と生クリームの白とのコントラストが美しく
見てるだけで、お酒の後の別腹デザート欲を増進させました!

そして1口食べてみると、最初にサク、ザラと言う食感の後にとろ け出す濃厚な
チョコレートと、ほのかな甘さの軽い生クリームがお口の中で広がると
これまた絶妙なハーモニーを醸し出し、身も心もとろける様な美味しさでした〜ぁ
★★★★★

さて最後にデーメルとの味 比べですが、やはり追加注文しなくても生ク リーム付きのザッハーの「ザッハトルテ」の
方が私には美味しく感じました♪

私はケーキ作りが趣味なのですが、あの軽いほのかな甘さの生クリームは日本では作れないと思いました。
日本にある動物性・植物性生クリームとも違う、ウィーンの生クリームですね!
滑らかクリーミーではなく、メレンゲと生クリームを合わせている様なとっても軽く美味しい生クリームでした♪

今回の旅の最大の目的は、ウィーンカフェめぐりでこの「ザッハトルテ」を食べる事だったので目的を果たし
大満足のウィーンでした〜ぁ!(*^^*)
またいつか絶対食べたいウィーンのケーキたち、待っててねッ★

お・わ・り。