ウィーンのカフェについて ツネリーナさんのレポート

ウィーンに行く前に私のページに問い合わせをなさった
「ツネリーナ」さんが帰国後、詳細なカフェの感想を書いてくださいました。
私だけが読むのはあまりにも、もったいない……と思いましたので、
ツネリーナさんの快諾を得てここにて紹介させていただきます。



ウィーン訪問期間 2001年11月19日(月)夕方〜24日(土)朝まで

『モーツァルト』
          オペラ鑑賞後の22時半頃に軽食を取りに寄りました。
          だからケーキ食べれませんでした。
          ウェイターさんは、評判どおり感じがよくって好印象持ちました。
          夜でしたので空いてました。

『ツェントラル』
          観光途中のお昼に立ち寄りました。
          スープとパンを食べた後にお目当てのケーキへ!
          ここのウェイターさんもとても感じが良くて、ショーウィンドウで
          私がケーキを選ぶのをそばで用事をしながら待ってくれて、
          決まったかな?と思う頃に絶妙なタイミングで聞いてくれました。
          チョコレートが削った(カツオ節みたいな)のをふりかけた
          生地は普通のスポンジで間にチョコ系生クリームを交互に
          はさんだケーキを食べました。(シュテファニートルテというのと同じかも)
          これは甘さ控えめで大きかったけど美味しかったです!
          (ウィーン滞在中で一番美味しかった!)
          全体的にあそこのケーキはデカいですよねー?
          店の雰囲気もとっても良くて、私のベストカフェになりました!
          あの美しく高〜い天井が開放感ありますよね。
          綺麗し、重厚、広いし、明るい!
          (もちろん、入り口に座っている人形さんもいい味出してる。
          用事ありそうに入り口に身体向けているのが面白すぎる。
          一緒に写真撮ってくるのを忘れました・・。ああ、惜しい!)
    
『ザッハー』
          何だかんだ言ってても結局ザッハーに行ってしまいました・・。(^^;)
          夜(22時過ぎ?)に行ったので空いてました。 
          意地でもザッハートルテは食べないぜ!と意気込んでましたが、
          夜だったので残っている他のケーキ種類も少なく、美味しそうなケーキ
          が無かったので、結局友人とザッハートルテ食べちゃいました・・。
          思っていたより食べやすかったです。
          あれだけ食べると甘くて、ウゲって思いますが、あの甘味なしの
          生クリームぼってりとつけるとおいしいですね。
          でも、もう一回食べたら十分です。何度も食べたいほど気に入りません
          でした。
          ケーキの感動より『ザッハー』のメニュー(の形)が面白いと思いました。
          小さな新聞挟みみたいなのでテーブルの上のメニュー掛けの棒みたい
          なやつに引っ掛けて吊るしてるのが・・。
          他の店で見なかったタイプだったのでオリジナリティーがあってグー。

『シュペルル』
          映画『恋人までの距離』に出てきたので、ミーハーにも行ってしまい
          ました。わざわざ・・。
          シュペルルはちょっとリンクから離れていて不便ですよね?
          私も友人に『ここどーしても行きたいから。』と言って、リンク内観光
          してたのに、このカフェに行くだけの為に行きました。

          とにかくタバコの煙がすごかった。人も非常に多くてかろうじて座れ
          ました。ケーキは食べずに昼食取りました。
          メニューが英語無いのかドイツ語版で、何かいてるのかさっぱり
          判らずに注文に苦労しました。
          (わけ判らず頼んで、何が出てくるのか楽しみ・・って感じ?)
          注文取りに来たおばちゃんは、帰国後2年前の『るるぶ』見たら
          写真に載ってたおばちゃんでした。

          映画『恋人までの距離』で、主人公達がカフェに座って会話する
          長い場面で写っていた席に座りたかったけど(何度もビデオ巻き
          戻して壁のランプから位置を割り出していた!)、既に座っている
          人が居たので、おしのけるわけにも行かず、その場所に座れず
          残念でした。
          この店では店の写真の数種類の絵ハガキを売ってました。

『デーメル』
          まさにお茶タイム(3時頃)行きましたが、手前の禁煙席にかろうじて
          座れました。
          ザッハーとのザッハートルテ食べ比べするつもりが、うっかり他の
          たくさんのケーキを見てザッハートルテをオーダーし損ねて普通の
          ケーキ(表面がキャラメルの飴で固く、下はタダのスポンジに
          バタークリームはさんでるだけのやつ)を食べました。
          ちと重かったかな?
          オバちゃん系のウェートレスだけのようでしたね。
          ここもまぁまぁ愛想良かったです。
          ケーキを選んで番号書いてもらえるのが慣れない観光客には
          便利なシステムですね。ここも歴史を感じる店でした。
          老いも若きもビジネスマン風の男性方が一生懸命自分が食べる
          ケーキを選んでいる姿は、不思議な感じがしました。
          『すみれの砂糖漬け』売ってて欲しかったけど高かったので諦め
          ました。

『シルク』
          バレエ後22時半頃行きました。1階でコーヒーとトケーキ食べました。
          夜のわりに種類は残ってたほうですが、ここはやっぱりインペリアル
          トルテに惹かれてチョイスしました。
          思ったより重いですね〜。みぽさんがおっしゃってたとおりドッテリ
          って感じでした。友人ともども全部食べきれませんでした。
          私はまわりの固いとこ(マジパン?)半分残してしまいました。
          あれ、ケーキのまわり固すぎません?
          なかなかフォークが刺さらず、『エイッ!』と刺したら、一部ケーキが
          自分のほうに飛んできましたわさー。
          ここのウェイターさんもスピーディでかつ朗らかで愛想良かったです。



       《番外編》
シェーンブルン宮殿の庭園の高台にあるグロリエッテにある、まさに
         その名のとおり『グロリエッテ』
          高〜い天井の下でお茶するのもいい感じでした。
          ウェイターさんはタダのおやじ風。
          ケーキの種類は結構ありました。珍しく小さなケーキを見つけ
          (フルーツタルト)まぁまぁ美味しかったです。

『ハース&ハース』
          夏じゃないので外にテーブルを出せない分屋内だけなので狭かった
          です。ウェイターも一人しか居てなくて急がしそうで構ってもらえず
          イマイチの印象。
          メニューも妙な活字で大変読みづらく、苦労しました。
          喫茶のとなりの店の方も、怖いごつい若い女性が居てて、愛想悪い。
          12個買ったティーの袋(100g)を投げるように紙袋に入れられた!
          日本人店員も居てカード払い処理のみたまたま担当してくれる。
          『楽しいご旅行を。』と言ってくれるが、顔は笑ってず事務的。
         ここで買って皆に土産で配ったクリスマス限定バージョンのフルーツティー
          も今飲みましたが、そんなに美味しいかな?と思いました。
          はっきり言って酢っぱ過ぎるような・・。
 

      今回オペラとバレエをオペラ座で見てきました。
          その際に気づいたのですが、オペラ座の建物の中で幕間頂く飲食物
          (シャンパン、カナッペ等)を売るコーナーの業務をやっていたのは
          『ゲルストナー』でした。
          美術史美術館に入ってるのも、ゲルストナーですよね?
          ゲルストナーってどこかに入り込んで業務するのが得意なんですかね?
          ウィーン観光局御用達か・・?
       美術史美術館の中のゲルストナーで『ブリューゲルトルテ』なる
          ものがある、と『地球の歩き方』に書いてあったので、ものすごく期待
          して注文しました(私は画家のブリューゲルが大好きなのです)。
          出てきたケーキ・・。それは、大きい・・重い・・甘い・・。
          ザラっとしたケーキ生地でアーモンドクリームっぽい。
          もう、3分の一しか食べれませんでしたよー。
 

     シェーンブルン宮殿に行った際の、宮殿内のレストランの話です。
          『レジデンツ』という名のレストランで、宮殿を入った広場の左側の建物に
          入ってます。
          店の中は広くてとても雰囲気が良く、ウェートレスさんも感じよかった
          です。お茶だけももちろん可です。
          私はウィーン風ポテトスープというのを頂きましたが、このクリーム
          スープが、今回の旅行中飲んだ同じウィーン風スープの中で
          一番美味しかったですー!
          要は、単なるポテトの入ったクリームスープなんですけどね!
          美味しかったぁ〜。
          その他にオーダーしたウィンナー料理は、茹でた長〜いウィンナーが
          二本ねじれたとこが繋がったままの形で出てきたのにはビックリした!
          茹でてあるだけですからひつこくなく、これもカラシをたっぷりつけて
          ザワークラフトと添えて食べたら素朴で美味しかったです。

          その店の入り口横に地下に行く階段があって、地下には土産物
          (紅茶、お菓子が主)を売る店があって、2時間ごとぐらいに
          『アプフェルシュトゥルーデル』っていうんでしたっけ?ウィーン名物
          のリンゴパイみたいなお菓子を作る実演を見せてくれるようでした。
          (もちろん売ってます。日持ちしそうになかったから買わなかった
         ですけど・・。)

       店の感想は以上です。

          私のカメラが旅行初日に壊れたのもあって全くケーキの写真もお茶してる
          ところの写真も撮ってないです・・。
         幸い連れの友人が普通のカメラとデジカメ持参でしたので、彼女が
          ずっとカメラ(ウー)マンしてくれてました。

         クリスマス前だけあって、どの店もクリスマス用ディスプレイしてましたが、
          そんなにもアッと驚くような奇抜又はとんでもなく綺麗なディスプレイは
          無いように感じました。 

          計画していて行けなかった店は、『ディグラス』と『スルッカ』です。
          いつか又行けたらいいなぁ、と思ってます。
          今度は暖かい時期に行きたいです。(^^;)


以上ツネリーナさんのレポートでした。
2001年残念ながら私はウィーンを訪れることができず、たいへん羨ましく拝読
しました。今年は……どうでしょうか。
最後になりましたがここへの掲載を許可してくださったツネリーナさんに心からお礼
申し上げます。また是非ともウィーンを訪問してくださいね。